実は、私は学生時代はバンドをしていました。友人に誘われるがままにバンドに加入したのですが、それまでは、一切楽器の経験などなかったんです。
私の学生時代の頃と言えば、ハードロックが主流の時代でした。特に、アメリカやイギリスのサウンドが最先端で、取りつかれるようにハードロックの音楽ばかりを毎日聴いていたものです。
そんな私が、ある日突然にもバンドに加入することになったのですが、自分は何をするのだろう?っていう漠然とした不安があったんですね。
というのも、急にギターやドラムを始めるといっても何だか難しそうだなって思ってしまうんです。
そこで、私が選んだのがベースだったんです。なぜなら、他の楽器と比べると少し簡単そうに感じたからなんです。
そうはいっても、楽器素人の私にとっては、ベースの基本を覚えるだけでも結構大変でした。というのも、まずは楽譜の読み方が分からないんです。これは、慣れるまで時間がかかりましたね。。
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でも、幸いなことに我々のバンドの選曲では、ベースはかなり簡単だったんです。ほとんど8ビートを刻んでいくばかりでした。なので、なんとか数か月程度特訓したら、そこそこ人前に出ても恥ずかしくない程度くらいにはなることができたんです。
あっ、ちなみに、本格的な活動をしていたわけではないですよ!遊び感覚で仲のいい友人と演奏をしているって程度です。
なので、人前で演奏と言っても、正直かなり低レベルだったです。今思い返すとよくあの程度で人前で演奏できたなって思ってしまいます。
結局、こんなお遊び程度のバンド活動だったこともあって、高校を卒業するのをきっかけに活動は終わりました。概ね3年ほどの短いバンド活動だったわけです。
バンド仲間の何人かは、その後も音楽を続けていく者もいたのですが、私のほうはさっぱりと興味がなくなってしまったので、その後は一切ベースを弾くことはなくなりました。
思い返してみると、ベースを止めて早30年ほども経つんですね。さすがに、これくらいの期間が過ぎると、もう全く弾くことなんてできません。
でも、40代後半になって、残りの人生で少し音楽を楽しみたいって気持ちが出てきたんです。ただ、もう一度ベースを始めるというよりも、もう少し手軽にスタートできるものがいいなって考えていたら、「そうだ!ウクレレなんていいんじゃないの!?」ってことになったわけです。
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ただ、いくら長い間楽器を弾いてなかったとはいっても、自分の中では、昔はベースを弾いた経験があるんだからすぐにウクレレも弾けるようになるのでは?っていう思いもありました。
でも、いざウクレレを始めてみても、全く弾けないんです。自分でも驚くほどに下手なんですね。
長期間楽器と離れた生活をしていたということもそうですが、そもそもベースとウクレレって違うんです。見た目はちょっぴり似ていますが。。
というのは、弦の数はともに4本で同じなのですが、ベースの場合は、一度に複数の弦を弾くことはありません。でも、ウクレレはギターのようにコードをベースに弾いていく感覚ですよね。
ここだけを見てみると、弾き方はギターに似ているかなって思います。
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なので、私にとってはウクレレは全くのゼロからのスタートだったんです。なので、ウクレレを始めたばかりの頃は、四苦八苦してばかりいました。